Fender Jazz Bass 61’s

Fender Jazz Bass 61’s

去年からの愛機、そしてきっと永遠の愛機、Fender Jazz Bass 61’s。
手に入れてからちゃんとブログには書いていなかったのでここらでひとつ。

中学でベースを始めてから、いろいろな音を好きになって、いろいろなベースを求めてきたけれど、ずっと意識しつつ見ないふりをしていたもの。
Sting Rayも好きだったし、Sadowskyにも憧れた。James Jamersonにあこがれてプレベをいろいろ探してみたり、ミトさんに勧められて弾いてみたムスタングにもはまった。
でも、あまり好んで買おうとしたことも探したこともなかったジャズベに落ち着いたのは、なんとなくの興味からヴィンテージめぐりを始めたことがきっかけだった。

ここ10年近く自分が好きなベースの音は、古いプレベを代表とするぶっとくて少し抜けの悪いような音だ。
どちらかというとジャズベのような色っぽい音は得意ではなく興味もあまりなかった。
そうなると、楽器屋をめぐり試奏するベースも60年代前半のプレベが多くなるのだけれど、ふと気になったのがスタックノブ(2ボリューム2トーン)のジャズベだった。

お店の人に声をかける→チューニング待ち→楽器を渡される→座る→4弦をボーンと鳴らすといういつもの流れから衝撃が走るのまでの時間はほんの数秒。
音の立ち上がりの速さ、2ボリューム1トーンのジャズベと違った音の塊感、音抜け・・・今まで自分から出たことのないような音像にえらく感動したわけで、それからと言うものいろいろなお店で61年62年のジャズベを物色。東京にあるものはほとんど弾いた。(といっても数本しかなかったし、62年は存在すらしなかった。)
どの楽器も状態は良さそうで音も素晴らしかったけれど、主要パーツはオリジナルなものの、リフィニッシュされていて見た目はヴィンテージに見えないベースが家に来ることになった。(それ以外のベースにしなかった理由はお察しください。。。)

よく、楽器を始めるなら良い楽器を買ったほうがいいというけれど、それは本当だと思う。
このベースを持ってから、練習する量が随分増えた。(伴って上手くなっているかは別として・・・)本当に弾いていて楽しいし飽きない。
まだこのベースで作品を作っていないので早くレコーディングしたい!!!と思いつつ今日も家でポンポン音を出すこととします。

もっと上手くなりたいなー。