アギーレ監督が退任となった。
今回の件については、彼本人に問題があった(実際のところはよく分からないけれど)からということなので別問題なのだが、この延長として話に挙がったので、ちょこっとブログにしてみる。
団体行動の中で何か問題があった時はトップが責任をとる。
これは至極まっとうな話なわけだけれど、日本人?は原因を突き詰める前に責任を押し付け、トップの変更により結果を出そうとする癖がある気がする。
代表監督も会社社長も政党も総理大臣も。
トップである以上、何かしらのビジョンがあって計画を練り、団体をまとめているはず。
その計画についての正当な評価による結果として退任が決まっているのであればいいけれど、その判断ができるのは、しっかり情報共有が出来ている身近な人間たちだけなので、正直われわれには判断できない。
ただ、政治については総選挙の動向を見る限り、簡単な情報に流され中長期で判断をしている人が少ないと思われる世論が多く、無責任な責任の押しつけの実態を感じずにはいられない。
トップからしたら、そのビジョンをうまい形で共有し、周りを引っ張っていくのも仕事なわけだから、結果能力不足による退任ということなのだけれど、もう少し長い目で評価していくようなことを意識していけるようになればいいのにと思う。
今年箱根駅伝で優勝した青山学院大学の「長期計画をあらかじめ全員で共有していった」という話を聞くと、
目標設定と達成までの時間を明確にすることと、実現に向けての行動をバランスよくやっていくことが重要なんだよね。
周りがある程度時間がかかることにコミットすることで、トップは抱えている問題を現実的な方法で解決できる。
お互いの信頼関係が大事。これがすごく難しいんだよな。